「よっしゃ、今日はご馳走だぞー食べるか!」
「おう!」
みんなは盛り上がっているけど、あたしは盛り上がれない。
だって、夏輝が転校するなんて…
でも、ここでそんなこと直接聞いて、場をしらけさせる気にもなれない。
とりあえず、あたしは無理して笑って、お姉ちゃんが作ったご馳走を食べて、夏輝の誕生日を祝った。
「じゃあ、この辺でお開きとしますか!」
春輔君の一声で片付けが始まった。
少し、残ったケーキの欠けらがむなしく光っていた。
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