そのまま翔太は家に帰った。 あたしが家に帰ると菜穂も智明ももういなかった。 お父さんは日曜だというのに仕事にいき、お母さんはお昼の用意をしていた。 リビングの真ん中でなおくんが寝ている。 「ただいま」 「あら、おかえり」 お母さんはもう、いつものお母さんだった。