あたしにもたれていた翔太が起きた。 「取り乱してごめんな」 「ううん、悪いのはあたし。 真剣に心配してくれてうれしかったよ」 そう言うと、翔太は優しく微笑んだ。 そう、悪いのはあたし。 全部悪いのはあたしなの。