赤外線でアドレス交換するとき、自然に二人の顔が近くなった。


そして、あたしたちはまたキスをした。


この間とは違う、深くて、あつくて、長い。
罪の味がした。



夏輝はそのままあたしをベッドに運んだ。




―ぴろろろっ

あたしの携帯がなったけど、そんなのすぐに聞こえないようになった。