ふとした瞬間、二人の手が触れた。 どっちからというわけではなく、手を繋いだ。 だめだ。 もう。 心があの頃に還ってく。 だめだ。 すごく、夏輝が愛しい。 そのまま家にたどり着いた。 なぜか家には明かりがついていなくて、誰も居ない。