「夏輝、あたしそろそろ帰んないと」 沈黙が続いてる中、もう堪えきれずあたしはそう言った。 「ああ、引き止めてごめんな」 「ううん、じゃあまたね」 そう言ってあたしは足早にファーストフードを出た。 だめだ。 夏輝といたら、懐かしい記憶がよみがえる。 削除したはずの気持ちが戻ってきそうで怖い。