でも、夏輝と会いたい、話したいと、どれほど思っていたんだろう。


本当は今も会いたくて、一緒にいたくて、そんな気持ちを心のどこかに隠しているのかもしれない。



「じゃあ、いいよ」



翔太に後ろめたい気持ちは少しあったけど、あたしは夏輝についていった。



近くのファーストフードに入って、とりあえずハンバーガーを買った。



なんだか沈黙が続いてる。



夏輝から誘ったくせに、何にもしゃべらないし。