「夏輝!!」

どこかで声がした。


「梨花!!
どうした?」


「どうしたって何よ、迎えに来たの!!」


「おお、サンキュー」


どうやら彼女のようだ。


「俺、帰るな!」



そう言って、夏輝は帰っていった。

勝手に人を呼び止めて、勝手に帰ってって。


意味不明。