「あの箱、開けたか?」
「まだ。だけど?」

「早く開けろよ。」
「うん。」

「それと、あのコ繊細だから、気をつけろよ。おまけに男嫌いでなつきにくい。」
「はっ?」

何言ってんだ?

「まぁこれで寂しくはなくなるな。」

取り扱いには気をつけろよ~と電話が切れた。



意味わかんねぇ。

とりあえず箱開けてみっか。


クーラーががんがんに利いている部屋に戻った。


目の前にあるのはさっきのダンボール・・・。


ペリペリッ

ガムテープをはがしていく。


ガサッ

そしてふたを開いた---.