ハァ、ハァ、
久しぶりに走ったなー。
疲れたんですけどって・・・、門閉まってるんですけど。
やばい、完全遅刻。
門を開けて、侵入成功。なんちゃって・・・。とりあえず走んなきゃ。もう今日どんだけ走んのよ。

ガラガラ
「お、おはようございます。」
気弱そうな声で、とりあえず挨拶。
「宮前!!遅刻だ。」
「はい、遅刻です。」
「はやく、席につけっ!!」

トホホ、
仕方なく自分の席についた。

「美亜ってばー、遅刻魔じゃん。」「唖美那ぁー。」
佐藤唖美那(サトウアミナ)
中学校からの付き合いで、大事な親友。
背は160センチで栗色のストレートヘア。目はくりくりで、ちゃんと食べとるんかってくらい、細い。だけどスタイル抜群。そんな唖美那が羨ましかった。遺伝子わけろって話し。しょっちゅう、告られてばっかでさ。