「美亜ー、遅刻するわよー」
そう、私は宮前美亜。
現在星南高等学校に通っている1年生。なんだけど・・・
朝はなかなか起きれない。

ハッ!!!
時刻8時20分・・・
やばい、学校遅刻しちゃう。

「お母さん、なんでもっと早く起こしてくんなかったの?お母さんのせいで遅刻じゃん。」

「何言ってるの。お母さん、何回もおこしたわよ。勝手にお母さんのせいにしないでよ。あ、それと今日からお母さん仕事で出張だから。明日の夕方には帰ってくるから後は頼んだわよ。」

「えっ!!そんなん聞いてないよ。いきなり言われても美亜1人とか無理だしっ!!!」

「仕方ないでしょ。仕事なんだし。あ、お母さんもう行かなきゃ。美亜、戸締まり頼んだわよ。」

「お母さーん・・・」

バタン

「行っちゃった・・。とりあえず、遅刻しそうだし、はやく用意しなきゃ!!」

朝ごはん食べ終わったから、
後は着替えとかあるし、大変大変。とりあえず、髪を巻いて、ナチュラルメイク完了。
よし、そろそろ行くかな。

ガチャ
「行ってきまーす・・ってお母さんいないんだった。」

何やってんだろ私。
鍵閉めて、ダッシュだ。もう絶対遅刻じゃん。