前に座ってる人が聞いてきた。


切れ長の綺麗な瞳のちょっとクールな感じの人。




「あー。私はミステリーかホラーか…かな?」




「へぇ〜。なんか意外だね。」

青ネクタイが言った。







するとクールが、


「俺もミステリー好き。

裏切られる感覚とか。

あと何か“人間”が描かれてる気がして。」





さっきまでのクールな顔じゃなくて


急に柔らかい顔をされて



なんか


ドキッとしてしまった。




「……うん。

私も…。」





「俺たち、気が合いそうだね?」




「え…?


あ……うん…。」





あー。


なんかヤバイかも…。



目が離せない。