桂木君は頭をかきながら、照れくさそうに言った。


「俺、今まで女に本気になったことなくて、女はただの遊び相手ぐらいにしか思ってなかった。でも昨日みたいなこと言われたの、尾崎さんが初めてで・・・・それからなんかすっげ―気になって・・・・尾崎さんの事ずっと考えてて・・・俺、尾崎さんに惚れた!!!付き合ってほしい!」




・・・・・え?


今・・・付き合ってほしいって言ったよね??




なんで私???



「きゃ―――!!ありえなぁい!!」



横で桂木君ファンが叫んびだした。



桂木君が叫んだ子を鋭い目つきで睨んだ。



「うぜ―――んだよ!!お前等に言われる筋合いなんてねぇよ!」



あまりにもの桂木君の怖さに、私はビクッとした。


メグも黙ったままで、固まっていた。