でも、北条先生はなかなか来なかった。 どうしたのだろう? 何かあったら必ず言ってくれるのだが… 手持ちぶさたのあまりに参考書も読んだが、それも止めた。 遅い… あたしは立ち上がる。 北条先生には、後で話せば分かってくれるだろう。 あたしは職員室を出た。 こんなに待ったんだからいいだろう。 そう勝手に判断して職員室を出た。 あたしは教室へ急ぐ。