「ハル、ゴメン。ちょっと抜けるわ。」


「えっ、将ちゃんっ!」


「っ!!ま…マサ?」


「行くでっ!!」


「………………」


突然手をうちの掴んで、体育館から出ていこうとするマサに…うちは、頷きついていくことしか出来ひんかった。



「大丈夫か?」


「…うん。大丈夫……。」


「なにがあったん?お前の顔色最悪やったでー。」


「ほんま?そんなことないで!コンディションばっちりっ!」


「無理して笑うなや。」


「…ほんま……大丈夫っ…」


「泣くな。」


「やって…うちっ……なさけないっ……こんな…メンタル……弱っ……」



こんなことで泣くなんて…ほんま……