「まだサボってんのか?」
「マサ!」
「将ちゃんっ!」
「6時間目…始まるで、はよせな…。」
「ほんまやっ!ハルが喋るからやで〜!」
「えっ?乃々やって喋ってたやんかぁ〜。」
「うだうだ、うっさいねん!ハルは5時間目サボったし…乃々香なんて3時間目からずっとサボり続けてーお前ら来月頭から中間ってことわかってんのかっ?!」
「「…………」」
中間…テスト?!
「やっばぁ…ハル、ノート貸してっ!」
「今日の分はなぁ…とってない。」
ヘラッと笑ったハルに本気で苛立ったことは…うちしか知らん。
「ま、マサー!」
「貸したる……やから、二人とも、ベッドから出ろっ!!」
「はいっ!ハルも早くっ!」
「うん。」
チャイムが鳴るまで、あと2分。うちは、ハルの手を引っ張り…マサの首を掴んで必死に教室まで走った。
大好きな友達二人…マサとハルとおったら素直になれるー元気になれる。
信頼関係って…こうゆうのなんかな?