「あたしは…」


「ん?」


「二人に信頼されてなかったん?」


「…………」


「中三の時から…仲良くしてくれた。一人のあたしを救ってくれた。」


「うん。」


「やから、嬉しくて…なんでもしてあげたいって思った………してあげてたつもりやったのに……」


「してあげるって考えがアカンねん。」


「やって!」


「してあげるって上からやん。なんか嫌やわ。」


「そう思わな…あたしのプライドが許さん。」


「プライドって…しょーもなっ。」


「な、なにがよ!」


「そんなプライドいらんわ。違うとこにプライドもち。人より優れてることはいいことや、やけど…友達と比べて…優れたとこを探してもつプライドなんかいらん。努力して自信つけてプライドにしいや。」


「……………やって、努力した。バスケも勉強も…友達も…大好きやから……やったげた。なにが違ったんやろ。」


そう言った舞葉は綺麗な涙を流した。
はじめも思ったけど…舞葉は美人や。