「俺と将ちゃんなぁ、実はバスケ部やってめっちゃ上手いねん〜。」


「あ〜、知ってるで。なんか雑誌載ってたし…大会もいいとこまでいってたやろ?」


「なんで知ってるん?!昨日まで全く知らんかったのに…まさかファンやのに……知らんふりして近づいたん?乃々のえっち〜!」


「ハル、キモい。ちゃうやん。…昔、カッコイイ子が試合でてる〜って友達が騒いでて……確か、二人やったと思う。」


「曖昧な記憶やな。」


「やって興味なかったんやもん。」


「そうか〜。」


「一緒に試合とかも見に行った…はずやけど顔覚えてなかってん!」


「アホやなぁ。」


「アホちゃうって!」


「やから今日、来てな〜見学!」


「男バスの?」


「うん!!」


「わかった…………」


面倒やけど…ヒマやから行こう。