なんて、呑気なハルに言いくるめられた自分がアホやと思います。
その日は自己紹介に委員を決めたりして学校はおわり。
うちはハルと一緒に体育祭の実行委員になった。
面倒やなぁ。
それからは三人で学校探検とかしとったら夜になったから帰宅した。
「ただいま〜」
「おかえり!どうやった学校は?」
「めっちゃ楽しかった!さっそく友達も出来たし!」
「乃々香は安心やわ〜。菜々香は大丈夫やろか…乃々香と違って人見知りやからなぁ…」
「大丈夫やって、菜々香もうまくやってるわぁ〜。」
お母さんお得意のビーフシチューを食べながら言う。
うちよりも菜々香の方が絶対に上手くやってる。
やって、あの子は人にこびるのがうまい………とか言ったらアカンな。
「ごちそうさま〜」
「明日の学校は?」
「もぅ授業始まるから、帰るの夕方やわぁ。」
「さっそくやねんなぁ…進学校やから…しょうがないか……」
「うん。明日も早いからお風呂入って寝るわ〜おやすみ!」
「はーい。」
ベッドに座って携帯をだすとハルとマサからメールがきとった。
内容は同じで明日、寝坊するなーって感じやった。
「仲良いなぁ…ほんま。」
二人のメールに安心感を覚える。二人は裏切らん…よなぁ。菜々香みたいに……
って、菜々香と比べたらアカン。
菜々香とは別の道やねんやから………