「さむ………」


「久しぶり!」


笑顔の一樹…会うの…三ヶ月ぶりかな?
カッコイイ。


「元気やったか?ゴメンな。寒いのに。」


「全然、大丈夫!てか、なんで一樹おるん?」


「寮抜けてきた!」


「えっ?!」


寮…ぬけたってー!


「大丈夫なん?バレへん?」


「大丈夫!お前にこれ渡したかってん。」


そう言った一樹の手に握られてるのは、お守り。


「…乃々香のために買ってきたんやから…明日、受かれよ。」


「ありがとう…」


嬉しすぎて泣きそう。
どうしよう…