「ゴメンな。あんまり仲良いからさ。」


「仲良い?まぁ、意気投合した感じやけど……」


「そうなんや。あたし、二人と同じ中学やってんけど、二人ともめっちゃモテててさ…なんて言うか…女子達のなかで…二人は皆のものってルールがあってさ。抜け駆けは……」


あぁ………この子…違う。
あの二人にうちを近づけたくないだけや。


面倒やな……


「大丈夫、うちはあんたみたいに二人を性の対象にして見てないから安心して。」


「なっ!」


「それに…皆のものって考え可笑しい。二人はものやない、人や。」


「……………」


「そうゆうの辞めやな…二人に好かれへんで。」


と、だけ言ってうちは眠りについた。


ほんま…女って男が絡んだら面倒やな……
菜々香も…………