ハルとマサは中学校の時からの友達らしい。
立石と立川…中学三年間同じクラスで同じ部活。
高校まで、また一緒。


「すごいな…奇跡やね!」


うち、感動したわ!


「やろ?俺、めっちゃ嬉しいわ〜!」


話してて思ったこと…
ハルはマイペースでおっとりしてる。


「そんなんハルが言うからデキてるとか言われるねん!キモいわ〜!」


マサは軽く毒舌で自分の意志をしっかり持ってる。


「乃々香は友達おらんの?」


「友達はおるけど…中学の子はこの高校にはおらんよ。うち一人だけ…」


「ふーん、ロンリーやったんやぁ。俺がおってよかったなぁ。」


「ほんまにハルが話しかけてくれて良かったわぁ〜。」


「友達つくられへんの?ヘタレ!」


と、馬鹿にしたように笑うマサ。
ムカつく。


「マサはいいよな〜だーい好きなハルと一緒で!」


「なっ!お前っ、誤解されるやろーが!」


「いいやん〜将ちゃん!」


「やめろやっ!」


この二人、めっちゃ面白い!
うちは二人のやりとりを見ながらめっちゃ笑ってた。