「弱小やったけど、笹井さんが頑張ったから、マシにはなったやん。」
「マシってハッキリ言うね、君。」
「ははっ、俺、素直やねん。」
「そうですか。」
「俺の名前な、立石大翔、ハルでえーよ。」
「ハルね〜うちは乃々香でええよ。」
「よろしく。」
「こちらこそ！」
イケメンの友達げっとです。
「お前、さっそく女の子とばっかり喋って！」
「あ、将ちゃんやん。」
「って、笹井乃々香っ！」
「こんにちは〜、笹井乃々香です！」
うちの名前を元気よく叫んだ、これまたイケメンはうちの斜め後ろの席に座り、ハルを指さした。
「うわ〜、こいつあんたのファンやねんで。」
「さっき聞きましたよ、しょーちゃん。」
「しょーちゃんって、面白いな。俺は立川将基、よろしく。」
「まさき？しょーちゃんやのに？」
「うん、別読み〜」
と、またふわっと笑うハル。
なるほど！
「なら、うちらマサって呼ぶわ。うちは乃々香でええよ。」
「乃々香…な、よろしく。」
またまたイケメンの友達げっとです。
