「なんなん。お兄ちゃんも乃々香ちゃんなんっ?いっつも乃々香ちゃんばっかり!乃々香ちゃんの何がいいんかわからんわ。もー知らへん!」


と言って、拗ねてしまった菜々香。


「……………」


「菜々香、アホなこと言うな。お前、何歳やねん。」


「…………」


「乃々香ばっかりとか…くだらんこと言うな。」


「…………」


「乃々香、ご飯食べるで。」


「あ、うん。」


お兄ちゃんが、菜々香に怒ってるとこなんて初めてみた。


チラッと菜々香を見ると…私を睨んでいた。
あの時みたいな目で……


もしかして…今までも?
こんなことあったん?