今居る場所を告げると。 『隣町過ぎてんじゃねえか…』 低く唸るような声がして、待ってろ、と言われた。 …迷惑、かけちまうな。 そんなときにもルカを探しに行こうとする体を、なんとか制した。 ブォォオン… 数分後。 「李玖っ!」 蓮が、バイクに乗って現れた。