「とにかく、僕は告白するつもりはない」

裕也にそう告げて、教室に入ろうとする

「ちょいまち」

が、裕也に肩をつかまれる。

「・・・・なんだよ」

このときの僕はかなりイライラしていて裕也を思いっきり睨みつける。

なぜかって?

人の恋に口出してあーだこーだいう奴は嫌いだからだ。


昔、一回だけ嫌がらせにあった。

たしか、小5,6くらいだと思う。

その頃から、僕はやんちゃでクラスでも明るいほうだったと思う。

僕が、友達をいじり過ぎたときがあった。

結果、その友達を味方するように他の友達がついて僕に友達はいなくなった。

一人っきりだ。

まぁ・・その時に僕がある女子を好きだという噂が出た。

勿論、それは嘘だ。僕は小林が初恋の相手だったのだから。

でも、悲しいことがあった。僕は嫌がらせには大丈夫だったのだが、問題は噂が出た女子で、耐えれなかったのだ。

結果、彼女は自殺した。

元々、心が弱く、いじめに耐え切れなかったのだ。

・・・・悲しかった。

まるで、僕が殺したような罪悪感が出てきたのだ。

それ以来、僕は恋を感じることはなかったし人に嫌がらせするような奴とは、話もしなかった。

裕也・・コイツも一緒なんだ。