水をかけられて意識が戻る。

周りは薄暗く鼻がツンとする臭いがする。どこかの倉庫だろうか。

「おっ、起きたか」
‥やっぱりコイツか
佐藤 裕也

「‥‥いい加減にしろよ」

「そう睨むな。安心しろ何もしないよ」
「信用できねぇ」

今更、信じる方がどうかしてる。

ぶん殴ってやろうかと腕をあげる。

しかし、その時に僕はあることに気づく。

僕の腕はロープか何かで縛られ棒にくくりつけられていた。
「そう焦るなよ。大宮、ちょっとしたゲームじゃねぇか」

うしししししし

薄暗い倉庫に不気味な笑いが響いた。