そんなふうに ぼー、と

考えていると、後ろの扉が

ガラリと音をたて開いた。

振り返ってみると、普通に

カッコイイ感じの30代

くらいの男の人が居た。

お母さんのお見舞い?


「ゆ、由里香(ユリカ)…」

「あの…どちらさま?」

どうせ、お母さんが体を

売ったひとりだろう

この人金払い良さそうだし。