「さっ食べて食べて」


私は焦げた魚を優斗に差し出す


「おいしそうじゃない」

どこが?



「これのどこが!?めちゃくちゃ焦げてんじゃん!!まずそうじゃん!!」



同感だ


「愛があれば食べられるわ」



私だったら無理だな


「無理だから!!ってか愛情がどこにあるの!?」




「死んだ魚に」



私は優斗の疑問に答える


「お前の愛情なし!?」


「殺意なら無限に」




「く~~~」



「……母さん…相当疲れてたんだな…」


美里さんはいつの間にか寝ていた。仕事、お疲れ様でした