ドサッ…

「えっ?」

私は仰向けに倒れたのか天井を…じゃなくて、優斗の顔を見る。

あれ?なんか押し倒されちゃってる?私。


「優斗?」


私はおそるおそる優斗の名前を呼び、優斗の様子をうかがう。怒ってる?



「襲っていいわけ?」



え?何この人、綺麗な顔で変態発言しちゃってんの?



優斗はよく見なくともカッコイイ顔だちをしている。到底私では釣り合わないくらい。っていうか、女装したら私よりも可愛いんじゃないか?


「とりあえず…」




「キスする」



疑問形ではなく肯定しちゃいますか!?まず私にキスしていいか聞こうよ!

「いやです」

「俺はキスしたいの」


しらねぇよ!離せよ!


「きゃー!!へ~ん~た~い~!」

私は暴れる。


「男に純粋を求めるのは無謀だ」