「し~ずく!!」
疲れ果てて、朝の教室で机に突っ伏していると、いきなり呼ばれてビクゥと肩を揺らす。声の主は大体わかっている。なので体を起こしてそちらを向く
「美南…」
美南は私の幼馴染だ
「元気ないね?どうしたの」
私の元気のなさを察知したか、さすが幼馴染。
私は感心しながら元気のない理由を美南に離す
「……お父さんがまた再婚するんだって」
「……またデスカ」
半分呆れたように苦笑いをして私の肩をポンッとたたく美南
「またです」
「仕方ない…私が面会に…」
「結構です」
私は美南が言い終わる前に断る。っていうか美南が言ってどうする。再婚が取りやめになるわけでもないし…
「まだ言い終わってないよ!?」