玄関に残される私たち二人

しばらく沈黙が続く

「で…やきもちやいてたわけだ」

沈黙を破ったのは優斗だった


「何が?」


やきもち?あのもち米で作るやつ?


「………言っとくけど、食いもんじゃないからな」


あれ?ちがうの?


「……あぁ…気持ちのほうか…」


「なんで最初からそっちにいかないのかね…?食い意地張ってるから?」


「張ってないし」


「ふ~ん」


ムカッ


何その態度…大体…優斗が私に何の説明もなく真希さんに会うから…外に出るなって言うから…