前を行く警官をついて来て数分、なぜか胸騒ぎを感じた


何故警察関係者が誰もいない…?鑑識は何してるんだ…?他の車は?


そんな考えを持つうちにぱたりと足を止めた


人が毛布をかけられ倒れていた


辺りには赤い血が地面に染み渡っている


「あれが……俊なのか?」


「……はい」


警官は力無く頷いた


後藤はゆっくりその倒れていた俊?に向かって歩く