恵さんのお見舞いの帰り……奈津を抱きしめて俺は好きって言った


奈津も『うん』って言ってくれた


そうしているうちに辺りはあっという間に暗くなり、手を繋ぎ一緒に帰っていた


ただ俺は家の近くまで来た後、母さんにおつかい頼まれてたことを思い出し、そこでバイバイした


きっと…あの後何かあったんだ


くそっ!!しっかり家まで送ればよかった


奈津の母親にはすぐ見つけてきますと言って、俺はアテもなく走りだした