口元をニヤッとさせゆっくり近づいてくる


そして俺の数メートル手前で立ち止まった


顔が見えないが喋り方を聞いて確信した


「んふふふ、実に愉快だ」


その笑い方はまさに奴、『エース』だった


「お前は……奈津は何処だ」


取っ組み合おうとサクに手をかけた


「おおっと、ここでお前を殺したって構わないんだぞ!!ただし……お前が死んだ後、奈津ってコをどうしようが俺の勝手にするからな」


銃口を俺に向けながら言う