部屋の前に立ち止まる


ドアノブに手をやるが鍵が掛かっているらしく、開かない


くそ……時間がねぇんだ


ここに来るまでに10分もかかってしまっていた


逃げるのを考えると一刻の有余もない


何か……何かないか。近くを見回すと、ちょうどよく消化器が置かれていた


慌ててそれを俺は持ち上げ、一息着いた後ドアに向かって振り落とした…