「待ってたんだよ俊」


冷え切っている奈津の体を暖める


「ごめんな…逢いたかった」


「あたしも……」


時間が経つのを忘れそうになるくらい幸せを感じた

愛しい人が傍にいる
触れることができる

もう奈津を離さない


俺が守るんだ




〜残りリミット20分〜



「よし、とりあえず逃げよう」


俊は自分の上着を奈津に着させ、手を握りしめた