「はぁはぁ…」


俊はここまで休むことなくすすんでいた


無理もない


大事な人を守るため


救うため


気力を振り絞る


メールで指定されたのは俊の家から数十キロ離れた港


しかも自分の足でこいと指示されてる


まぁ、どっちにしろ指名手配されてる身だ


それ以外方法がない


といっても時間に間に合うか……


最後のタイムリミットがあと5時間となっていた…………