「おぅ、後藤」


「上沼警視っ!!」


そこにいたのは上沼警視こと上沼義明(よしあき)


警視庁のお偉いかたで、後藤にとっては目の上のタンコブみたいな存在


何かと嫌みを言ってくるヤなやつだ


「どうしてこんなところに??」


「そりゃあ、ちょっとこっちの管轄になった事件を調査するために寄っただけだ」


そう言いながらタバコを吸い始める