俊は充電された携帯を手にとり、二人は家を出た


残された時間は少ない


それに奈津や母さん達が心配で休むなんてもったいなかった


外へ出ると辺りは真っ暗で、不気味なほど静かだった


「じゃあ俊、俺は署に行ってやつ(水野)に関してのファイルをとってくるがお前も行くか?」


「いや、俺は少し別行動するよ」


「なんかアテがあるのか?」


おっちゃんが問いただす


「まぁな……」


意味ありげに返事を返した俊に違和感を感じたが、信頼した仲の為これ以上聞かないことにした