『エースこと水野……』 俊の家に隠された盗聴器が声を拾う 「ほぅ、そこまで知ったのか……なぁ、金髪さん」 組織でキングと呼ばれる男が呟く 横で冷や汗をかいた金髪男、コードネーム『ジャック』は車のボンネットに頭をたたき付ける 「ジャック、貴様正体がばれたらどうなるか分かるか??」 「もっ、勿論だ……けっけど素性は知られてねぇ……殺せばすむことだ………任せてくれ、エースの馬鹿とあいつら殺るから」