俺は起き上がるなりおっちゃんの胸倉を掴んだ


「なんで俺を撃った?なんで俺を助けた?なんで俺は生きてる?なんで………」


涙がとまらないや……


とめどない涙


拭っても、拭っても溢れてくる


「おっおい、なんの誤解だ?俺はお前を撃ってもいなければさっき病院から抜け出したばかりなんだ。なんの見間違いだ?」


キョトンとした顔で言われて戸惑う


だって……だって確かにあれはおっちゃんだったのに