その笑顔がフッと消え、悍(おぞ)ましい顔となる


人間を見る目ぢゃない……まるでゴミを見るような見下す凍りの目


「つい近くを通りかかったもので来てしまいました。今……勝手に何かすると聞こえたんですが………気のせいでしょうか?」


男と思えないくらいの美しい声、そして美しい言葉使い


しかしその声からは、殺気が満ち溢れていてトーンが低い


ゴミに言葉を発するのが勿体ないと言わんばかりの暗い声