「今はそれどころぢゃない奈津が奈津がこの中に………」


後藤は思った、俊はまるで悪霊に取り付かれているようだ……と


俺が俊を救わねーとな


天井はすでに限界をむかえ、いつ崩れ落ちてもおかしくなかった……


早くここからこいつを出さないと……


後藤はまだ癒えてない体にムチをうち俊を抱きかかえる


「なっ何するんだ……やめろ離せ!!」


俊は想像を絶する力で抵抗してきた


くっ……仕方ない