無我夢中になりガレキをどかし始めた………


それと同時に天井はミシミシ音をたて、崩れ落ちる寸前となってきている


そのことに俊は気付かなかった………




ガレキは先がとがっていて持ち上げる事に手に食い込んでいた


すでに俊の手は無惨なものだった


真っ赤に火傷し、手が燃えるように赤く、ガレキによって傷口ができ血が滴り落ちていた


奈津……頼むから生きていてくれ………じゃないと俺………


するとガレキの中から片方の靴がでてきた


奈津のにそっくりだ……