「あの爆発によって一人の少女が亡くなったそうだ…」


嘘だろ……それってもしかして………


心臓がドクンドクンと激しくなり、呼吸もあらくなる


「よく聞くのよ………奈津ちゃんが……」


先程まで泣いていた母が真顔で言った


やめろ、やめてくれ……それ以上言わないでくれ


心の中で叫ぶが言葉が出てこない


そして言った………


「死んだの………」



「やめてくれーーー!!!!!!!」