目の前にいたのは父さん、母さんだった


どうやらまだ生きてなんかいたらしい……生きてたって意味がないのに………


ゆっくり辺りを見回すと状況はよめた


ここは病院らしい


でもいったい誰が運び込んでくれたんだろ?


「母さん、どうやって俺ここに!?」


「後藤さんって警部の方が運んで来てくれたの。二人とも大怪我してたらしくて大変だったらしいわよ。

でも俊!あなたが無事でホント良かったわ」


目に涙を浮かべすすり泣いていた