「俊ちゃん遊ぼうー」 小さな、小さな奈津が言った 「うん、遊ぼー」 小さな小さな俊が答えた 「今日わぁ、なぁーと追い掛けっこね」 満面の笑みで言った 「負けないからね」 〜そう、これは昔の記憶 奈津との思い出の1ページ この後、奈津が転んでしまって、怪我をしたときこう言った事をはっきり覚えてる 「なぁーわ僕がずっと守ってあげるね」 そういって奈津をおんぶする 小さな手、小さな背中で一生懸命