目から流れる涙は拭っても拭っても溢れ出てくる


俊の馬鹿!!なんで早く助けに来ないのよ!!


複雑に思いが交錯する



爆弾に記された数字は10秒をきっていた


ハサミを再び強くにぎりしめて線を決め、添えた


そして目をつぶる


でもね俊………好きだよ、大好き


ゆっくりと線にハサミの先が線を切断しようとつきむかった


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