おっちゃんの運転は荒く、すべての信号を無視して快調に進んでいた


「この調子なら間に合うぞ、安心しろ俊」


いつも以上に力強いおっちゃんの言葉に勇気付く


ずっと一人で行動を余儀なくされていた俊にとって、これ以上ない相棒?だった


聞きたい事は山ほどあったがそれは奈津を助けてからだ


世界で1番大切……


俺は自分の気持ちに素直になっていた


俺が愛してるのは奈津だということ


1番失いたくない、ずっと傍にいてほしい


そんな思いが湧き出ていた